信州山小屋ネット~朝日に染まる白銀の山々(大町市の山岳博物館から)

西駒山荘 荷下げ
西駒山荘 荷下げ

西駒山荘
西駒山荘


霧ケ峰
霧ケ峰

涸沢
涸沢

上高地の冬季利用 来年度、管理方針を策定へ
2009/12/19 10:12
YAMA200912190112610161625664.jpg

 環境省松本自然環境事務所(松本市)は来年度の早い時期に、北アルプス上高地の冬季利用に関する管理方針を策定することを決めた。上高地へ通じる新釜トンネルが2005年に開通してから、冬でもアクセスが容易となり、昨年冬の入山者は8千人を超えた。管理方針では「冬の上高地は自然条件の厳しい冬山」と位置付け、関係機関ごとの対応策も協議していく方針だ。

 上高地は11月~翌年4月、唯一のアクセス道である県道上高地公園線が通行止めとなり、一部を除く宿泊施設も休業する。近年は冬山登山者に加え、都市部などからの散策ツアーが増えている。雪崩対策やトイレなどの受け入れ態勢が十分でない中での大勢の入山が問題化している。

 同事務所は18日、昨年冬に初めて調べた上高地への入山実態について、松本市安曇支所で開いた関係者との意見交換会で報告。新釜トンネル内に設けたカウンターで昨年12月~今年4月の5カ月間に確認した入山者は約8400人に上った。多い日には200~300人が入山したという。

 現地を調査した自然保護官によると、引率者1人で10人以上を案内するツアーに加え、幼児を連れたり軽装で入山したりする人もいた。林の中で用を足す、立ち入り禁止区域に踏み込む-といった問題も確認されたという。

 同事務所は「上高地を『冬山』と認識しない安易な入山傾向がみられる」とし、現状や課題について関係機関と共通認識を持つ必要があるとしている。今冬も現地調査やツアー会社への聞き取りを行い、来年度の早い時期に何らかの管理方針を出す方針だ。

 同事務所の大坪三好所長は「現在の利用方法ではいつ事故が起きてもおかしくない。入山するとしてもリスクを小さくするルールが必要」と話している。



北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ

信州山小屋ネット


掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます
© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun