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西駒山荘 荷下げ
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西駒山荘
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霧ケ峰
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涸沢
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上高地の観光客落ち込み 4-7月26%減の約49万人
2009/08/19 10:17
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 信州を代表する観光地・上高地(松本市安曇)への入り込みが大きく落ち込んでいる。落石による県道の通行止めや新型インフルエンザの流行に天候不順が重なり、4~7月の観光客数は前年同期比26・2%減の延べ49万8700人。がけ崩れや豪雨という災害に見舞われた2005、06年より少ない。お盆後半は天候が回復したものの、「一番観光客が多い時期に悪条件が重なった。夏のうちの挽回(ばんかい)は難しい」というのが観光関係者に共通する見方だ。

 月別にみると、5月は上高地に通じる唯一の道である県道上高地公園線が落石事故で1週間全面通行止め、さらに新型インフルエンザの流行で修学旅行のキャンセルが相次ぎ、前年同月比約10万人減の12万6300人だった。

 6月は新型インフルエンザ流行の影響が残り、同約2万8千人減少。7月は後半から天候不順が続き、3万人余り少なかった。

 上高地温泉ホテル社長で上高地町会長の青柳薫さん(66)は「今シーズンは落石事故で1週間営業ができなかった。不景気の影響もあるし、全国的な悪天候で、特に日帰りの観光客の足が遠のいた」と嘆く。上高地へのバスを運行している松本電鉄の乗合営業部長、鈴木立彦さん(45)は「沢渡の利用客が7月は前年比20%ほど落ち込んでいる」。5月の新型インフルの影響による貸し切りバスのキャンセルも痛手だったという。

 上高地に向かう客の立ち寄りを期待する周辺施設も状況は深刻。松本市街地から上高地へ向かう途中にある安曇稲核地区の「道の駅風穴の里」でも売り上げが1割減少。駅長の藤広致行さん(58)は「今年はマイカーも観光バスも少ない。渋滞することはほとんどない」とこぼす。

 「9月の5連休と、10月からの紅葉の時期に期待したい」(上高地観光旅館組合組合長の田川和夫さん)と秋に望みをつなぐ声がある一方で、「シーズンが終了する時期には緊急融資などの支援を市にお願いするかもしれない」(青柳さん)と、厳しい見方をする関係者もいる。



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