信州山小屋ネット~朝日に染まる白銀の山々(大町市の山岳博物館から)

「山の手帖2018」
「山の手帖2018」

松本 山岳フォーラム
松本 山岳フォーラム

浅間山噴火「系統樹」
浅間山噴火「系統樹」

松本 山岳フォーラム
松本 山岳フォーラム

松本 山岳フォーラム
松本 山岳フォーラム

松本深志高の北ア・落雷遭難 卒業40年で同期生が追悼登山
2009/08/02 09:45
YAMA200908020104140139478426.jpg

 北アルプス・西穂高岳独標(2701メートル)付近で1967(昭和42)年、集団登山中に落雷で11人の同期生を失った松本深志高校(松本市)の卒業生らが1日、現場を訪ねる追悼登山をした。高校卒業から40年の節目を迎え、全国から卒業生34人が参加した。

 事故のあった1日に毎年行っている登山には、卒業生のほか現役山岳部員ら学校関係者ら20人が参加。午前9時ごろ、独標に到着した先発の18人が線香に火を付け、手を合わせた。午前11時半ごろには独標を望む岩場に全員が集まり、1分間の黙とうの後、同校に伝わる「祝記念祭歌」を静かに合唱した。

 「今年は大勢で来たよ」。独標に立つ田中哲三さん(58)=金沢市=は目を伏せて足元を見つめた。追悼登山は10回目。「いつもは十人前後で『今年も元気だよ』とあいさつをしていた。今年は参加が多くて本当によかった」と話した。

 卒業40年の登山をしようと同期生らに呼び掛けたのは、自身も事故で負傷し、現在は母校で教壇に立つ鈴岡潤一さん(59)=松本市里山辺。「いつまでも年を取らないやつらと会う気がする。鈴岡、しっかりしろ、と言われているようで、体力が続く限り来たいと思う」

 鈴岡さんから連絡を受けて参加した千葉県我孫子市の富山素美さん(58)は初参加。42年前、自身は集団登山に参加していなかったが、「現場に来るのが怖かった。勇気を出して来て良かった。心の中でずっと覚えているよ、と伝えました」。19歳の息子がいる母親として「人生が始まったばかりの高校生が逝ってしまったのを知った時、ご両親はどう思っただろうか」。手を合わせて「安らかに眠ってくださいね」とつぶやいた。


北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ

信州山小屋ネット


掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます
© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun