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西駒山荘 荷下げ
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西駒山荘
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霧ケ峰
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涸沢
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貸しアイゼン人気 涸沢カール、例年より残雪多め
2009/07/25 11:12
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 北アルプスの涸沢カール一帯は今夏、例年になく残雪が多い。登山道がまだ雪に埋まる部分もあり、涸沢ヒュッテ(標高約2300メートル)では貸し出し用のアイゼン50個がすべて出てしまう日もある。同ヒュッテの山口孝社長(61)は「こんなことはこの時期にはあまりない」と驚いている。

 貸し出しているのは4本のつめがあるアイゼン。靴底に着けて雪渓上などでの滑り止めにする。山口さんによると、例年なら7月下旬にはアイゼンが必要なくなる。ところが今年は4~5月が比較的寒く、雨も少なかったことで雪解けが遅れたようだ。ヒュッテ周辺にも多くの雪が残っている。

 一定の経験がある登山者はアイゼンを使わないことが多いが、残雪の状況を知らずに訪れた初心者らがアイゼンを借りている。涸沢から北穂高岳(3106メートル)や奥穂高岳(3190メートル)に向かう際や、涸沢からの下山にも利用している。

 上高地インフォメーションセンターで回収したアイゼンは週1回ほどのペースでヘリコプターで同ヒュッテに運んでいる。

 貸し出しのほか、同ヒュッテでは5月初めから、昨年同期の2倍となる約30個のアイゼンが売れた。近くの涸沢小屋でも今月18~22日に6個が売れたという。

 山口さんは「山への関心が広まり、雪に慣れていない人も登って来るようだ。あと10日~2週間は雪が残るので、心配な人はアイゼンを使う必要がありそうだ」と話している。



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