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「山の手帖2018」
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松本 山岳フォーラム
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浅間山噴火「系統樹」
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山小屋に気象情報を試験サービス 登山の安全性向上へ
2009/07/15 09:56
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 日本気象協会(東京都)が出資する気象情報サービス会社「ハレックス」(同)が、衛星電話回線を使って県内の山小屋などに詳細な気象情報をファクスで無料提供するサービスを試験的に始めた。県内では2008年中に発生した山岳遭難が過去最多を記録。天候の見通しを詳細に伝えることで、登山の安全性向上に貢献する狙いだ。

 13日には、県内の山岳地帯の雨量分布を示すレーダーエコー図、注意報・警報、実況天気図、24時間後の予想天気図の4項目の提供を始めた。

 さらに15日には白馬岳、槍ケ岳、穂高岳、蝶ケ岳、乗鞍岳、八ケ岳の六つの山とエリアについて、天気・気温の予報、週間予報など計12項目の提供も始める。今後、上空の風向、風速や台風の接近情報などのメニューを増やす方針だ。

 山小屋のほか、登山道を管理する地元自治体や山岳救助の関係機関も利用者として想定している。利用者は必要な時にダイヤルして、希望する項目番号を入力するとファクスで情報を入手できる。ファクス文書を小屋内に掲示して、登山客に提供することが可能だ。自治体は登山道の閉鎖などの判断の参考にできる。

 県警本部によると、県内の08年の山岳遭難発生件数は182件で、統計を取り始めた1954(昭和29)年以降で最悪だった。死者は44人と前年より16人増えた。

 ハレックスの木村貴明・気象コンサルタントは「特に下山中の事故が目立つ。山小屋への情報提供により、天気が崩れる時間帯を避けることができる」としている。

 通信料はかかるが、情報は無料。個別の山とエリアの情報は8月末まで、ほかは10月末まで提供する。利用動向を調べた上で、来年からサービスを本格化する計画だ。問い合わせはハレックス(電話03・5420・4312)へ。



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