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西駒山荘
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霧ケ峰
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涸沢
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鹿島槍ケ岳中心に登山史概観 大町山岳博物館で企画展
2009/07/04 10:15
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 大町市立大町山岳博物館は4日から、企画展「アルピニズム誕生 昭和初期の鹿島槍ケ岳登山史」を同館で開く。積雪期の北アルプスで岩壁登攀(とうはん)や縦走など、難易度の高い登山が試みられるようになった大正末期から昭和初期にかけての日本の登山史を概観する試みだ。8月30日まで。

 同館館長の柳沢昭夫さん(69)によると、昭和初期は、夏山中心だった日本の登山が大きく飛躍した時期。大学や旧制高校の学生たちが、冬季の北ア後立山連峰を舞台に、世界的にみても高難度の登山を多数試みた。

 企画展は、北壁や荒沢奥壁など、さまざまなルート開拓が試みられた鹿島槍ケ岳を中心に紹介。1931(昭和6)年、京大パーティーが成し遂げた五竜岳から鹿島槍ケ岳への縦走や、立教大生による32年の白馬岳から爺ケ岳への縦走などを取り上げる。

 会場には、当時の登山隊の様子や鹿島槍ケ岳の登山ルートを紹介する写真三十数点のほか、スキーなど当時の登山用具、地図などが並ぶ。同市の市民グループ「大町民話の里づくり もんぺの会」が紙粘土で手作りした後立山連峰の大型立体模型も展示する。

 個人蔵の文献資料などを調べ、1年以上かけて準備した柳沢さんは「学生たちは今では考えられないルートも果敢に登った。外国の文献を読み込んだり、事前に雪崩について調べたりと、慎重な準備もしている。彼らの冒険心を伝えたい」と話している。

 観覧料は大人400円、高校生300円、小中学生200円。19日は柳沢さんの講演会、25日と8月22日は鹿島槍ケ岳の現地見学会がある。申し込み、問い合わせは同館(電話0261・22・0211)へ。



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