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霧ケ峰
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涸沢
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登山道の安全管理考えるシンポ 大雪渓土砂崩落を基に
2009/02/22 10:24
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 信大山岳科学総合研究所(松本市)と北安曇郡白馬村は21日、昨年8月に北アルプス白馬大雪渓で起きた土砂崩落事故を基に、登山道の安全管理を考えるシンポジウムを松本市の信大理学部で開いた。事故後、課題になっていた登山者への情報提供について、「入山前教育」の導入も含め議論した。

 白馬大雪渓で重大事故が相次ぐ中、山岳観光と安全対策を両立した新たなモデルを模索しようと企画した。砂防、地質の専門家や山小屋経営者ら9人が意見発表や討論を行い、全国から集まった約100人が聞いた。

 発表で、日大文理学部の小森次郎講師は「知識の有無で落石事故に遭う可能性は変わる。登山前のレクチャー(解説)が有効ではないか」と提言。山岳や環境など系統立てた教育プログラムを企画できれば、観光地としての魅力も高まる-とした。

 専修大の苅谷愛彦准教授は、同村が注意喚起のため登山口などに立てている看板に対し「あいまいな情報」と指摘。危険個所を詳細に記した地図を配るなど、事前の情報周知の重要性を強調した。

 同村の太田紘熙村長は事故後、登山への雨量規制導入を検討した経緯を報告。出席者からは導入への賛同と、さらに調査や議論が必要-との意見が出た。同研究所の鈴木啓助所長は「今後もこのような会合を持ちたい」と結んだ。

 昨年起きた白馬大雪渓の土砂崩落では登山者2人が死亡し、現場付近に向かったとみられる1人の行方が依然、分かっていない。



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