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南アルプス研究会、発足20周年記念シンポ
2009/02/22 10:20
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 南アルプスの環境保全などを研究しているNPO法人「南アルプス研究会」(坂井昌平会長)は21日、発足20周年を記念したシンポジウムを伊那市役所で開いた。南アルプスのふもとに位置し、過疎に直面する同市長谷地区(旧長谷村)を主に見詰めてきた足跡を振り返った後、研究成果をこれまで以上に地域に還元していくことで意見がまとまった。

 約70人が参加。会員の1人で、会の前身の「自然教育研究会」発足を呼び掛けた高校教員太田和利さん(57)=長野市=が、南アの自然がどう活用されているかを調べるため住民アンケートを実施し、農村歌舞伎の歴史を研究した-と歩みを紹介した。

 その後、4人のパネリストが、NPO組織が山村の存続に果たす役割を考えよう-と意見交換。田山重晴・前下伊那地方事務所長は、行政の立場で地域に携わった経験を踏まえ、「人材を生かす名伯楽が地域にいるかどうかが地域活性化の明暗を分ける」と指摘。NPOと行政が連携を深め、人材の掘り起こしを進めるよう訴えた。

 中山晶計(しょうけい)・市長谷地域自治区長は、都市部からの転入者と地域住民のトラブルを防ぐため、両者を仲介する調整役を置くことを提案。「NPOには調整役の人材育成を期待したい」と述べた。

 坂井会長は「シンポジウムを再スタートのきっかけと考え、今後も会員一同頑張っていきたい」と閉会のあいさつをした。取材に対し「今後は山村が生き残れる方策を何らかの形で具体化させていきたい」と話した。



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