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西駒山荘 荷下げ
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西駒山荘
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霧ケ峰
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涸沢
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浅間山警戒レベル3に引き上げ 登山道の立ち入り禁止
2009/02/02 09:32

 気象庁は1日、浅間山(2、568メートル)の噴火警戒レベルを、火口周辺への立ち入りを規制する「2」から、入山を規制し要援護者の避難準備などを促す「3」に引き上げた。「居住地域の近くまで影響を及ぼす噴火が切迫している」と予想。小諸市や北佐久郡軽井沢町は同日午後、防災対応の申し合わせに沿い、登山道への立ち入りを禁止した。火口から半径4キロ付近の有料道路も全面通行止めとなった。

 同庁浅間山火山防災連絡事務所(軽井沢町)によると、1日午前7時ごろから、山頂直下が震源とみられる周期の短い火山性地震の回数が増えた。傾斜計の観測でも、同日未明から火口近くの浅い場所で地面の膨張を確認。2004年9月1日に21年ぶりに中規模噴火した前の変化に似ているという。

 火山性地震は、噴火警戒レベルを2に上げた昨年8月から多い傾向が継続。今年に入り、1日200回を超える日もあった。短周期の地震が、周期の長い地震の回数を上回ったのは1日が初めてという。

 噴火に伴い、火口から半径4キロの範囲で50センチ程度の噴石が飛散し、小さな石は居住地域まで飛ぶ可能性もある。前川和宏所長は「噴火しても慌てて外に出ると危ない。落ち着いて行動してほしい」と呼び掛けている。

 小諸市は1日、浅間山荘と車坂峠にある登山口で入山を規制。立ち入り禁止の看板を設置した。登山道途中の市火山館は休館とし、防災無線で登山者に下山を呼びかけた。車坂峠から黒斑山まで往復した登山ツアーの17人は午後3時ごろ下山。女性添乗員(56)は「雪雲や強風のせいか、噴煙の量やにおいの変化は分からなかった。無事下山できて何より」と話していた。

 軽井沢町も小浅間山と石尊山の登山口に看板を設け、立ち入りを禁止。防災無線で警戒レベル引き上げを周知した。浅間山周辺の有料道路「鬼押ハイウェー」と「白糸ハイランドウェイ」は全面通行止めとなった。

 県は1日、浅間山噴火警戒連絡本部(本部長・松本有司危機管理部長)を設置。各部局の防災担当者を県庁に集め、警戒態勢を確認した。

 気象庁によると、噴火警戒レベルの発表対象の活火山は全国に21。1日夜現在、3は浅間山と口永良部島(鹿児島県)だけで、4(避難準備)に達した例はない。



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