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松本 穂苅さんしのぶ
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「山の手帖2018」
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松本 山岳フォーラム
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浅間山噴火「系統樹」
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松本 山岳フォーラム
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白馬大雪渓3日に入山禁止解除 雨量規制は導入せず
2008/09/03 10:30

 登山者2人が死亡した北アルプス白馬岳(2、932メートル)の土砂崩落事故で入山禁止になっていた白馬大雪渓の登山道について、北安曇郡白馬村や専門家らでつくる検討委員会は2日、登山者の入山禁止措置を3日に解除すると決めた。同時に、当面現場付近に監視役を置き、山小屋による登山者への気象情報の提供を強化する。

 委員会は当初、一定量の雨が降った場合に登山者に入下山の自粛を勧告する方針を打ち出していたが、太田紘熙村長はこの日、「雨量による一律の基準をつくるより、山小屋経営者の経験則を踏まえて注意喚起した方が有効と判断した」と説明し、雨量に応じた入下山規制は行わないことを明らかにした。

 この日、信大の北沢秋司名誉教授(治山・砂防学)や県、村の関係者らが現場一帯を調査した。北沢名誉教授は「崩落現場の斜面は既に大半の土砂が削られており、新たに大きな崩落が起きる可能性はない」と分析。ただ、直径10-20センチの小さな落石は依然みられるとし、斜面が安定するには、しばらくかかるとの見解を示した。

 現場では、崩れた登山道の替わりに、迂回(うかい)ルートを設ける作業が終わっており、当面は地元の山岳ガイド2人が落石の監視に当たる。また、村振興公社と白馬館(白馬村)が経営する4つの山小屋で、大雨注意報などの気象情報を登山者に知らせる態勢を整える。周知方法については、来年の夏山シーズンをめどに引き続き検討していくという。


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