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松本 山岳フォーラム
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浅間山噴火「系統樹」
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白馬大雪渓の入山禁止解除探る ルート再開に賛否両論
2008/08/22 10:28
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 土砂崩落のため北安曇郡白馬村が「入山禁止」を呼び掛けている北アルプス白馬大雪渓の登山道について、太田紘熙村長は21日、専門家による崩落現場の調査を早急に行い、安全確認ができ次第、解除する考えを示した。村内では多くの観光客が訪れる人気登山ルートの再開を望む声が上がる。一方で、専門家は入山禁止を解除する判断の難しさを指摘している。

 白馬村の対策本部は土砂崩落後、登山口の猿倉やJR白馬駅前などに「大雪渓より上部の入山を禁止しています」の看板を立てた。駅前で待機中のタクシー運転手の一人は「崩落前に比べ登山者は明らかに減っている」と言う。駅前で土産店を開く山岳ガイドの倉科光男さん(58)は「24日まで入っていた登山ツアーは全部キャンセルなった」と話した。

 村観光局によると、白馬大雪渓への入山者は7、8月だけで約1万人。9、10月も白馬大雪渓を含む北ア北部の山岳に約7000人が訪れる。同局の松沢晶二次長は「観光全体への波及を考えるとルート再開は早いほうがいい」と話し、太田村長は「再開を望む宿泊業者の声も聞く。二次災害が起きないと判断できれば、解除したい」とする。

 一方、10年余にわたり崩落現場一帯の地質調査をしている専修大学の苅谷愛彦准教授(42)=地形学=は「土砂崩落は標高の高い山の宿命。二次災害がないとは断言はできない」と指摘。20日、崩落現場を調査し、今後崩れる可能性のある土砂を現場上部で確認したといい、「あいまいな情報で登山者を招き入れることは危険。一帯の危険性を十分周知した上で再開すべきだ」と忠告している。


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