信州山小屋ネット~朝日に染まる白銀の山々(大町市の山岳博物館から)

西駒山荘 荷下げ
西駒山荘 荷下げ

西駒山荘
西駒山荘


霧ケ峰
霧ケ峰

涸沢
涸沢

「猿に餌を与えないで」 上高地に看板設置し呼びかけ
2008/08/06 10:47
YAMA200808060080390149628260.jpg

 北アルプス・上高地(松本市)のホテルや売店の周辺にニホンザルが出没している問題で、環境省は今年、猿など野生動物に餌を与えないよう、観光客に呼びかける看板を立てた。地元町会は「サル監視員」の腕章を作って猿の追い払い活動に取り組むなど、猿と人間の距離を保つ対策に力を入れている。

 環境省松本自然環境事務所が4月末以降に設けた看板は、大正池付近や河童橋周辺などに計6枚。外国人にも分かるように英語、中国語、ハングルの表記を加え、イラストでも餌を与えないよう注意している。梓川沿いのベンチやテーブルにも同じイラストが描かれた約12センチ四方のプレート計40枚を張り付けた。

 名古屋市から訪れた会社員中村和徳さん(40)は「看板などがなかったら餌をやってしまう。絵も分かりやすくていいのでは」と話す。

 上高地周辺のホテル関係者らによると、上高地に猿が現れるようになったのは10年ほど前から。「こわい」「ふんが落ちている」といった観光客からの苦情のほか、一昨年夏には売店でリンゴが奪われる被害もあり、地域ぐるみでの猿の追い払いを始めた。

 ただ、猿に石を投げる追い払いは、意図を知らない観光客から非難めいた目で見られたという。周囲の理解を求めるため「サル監視員」の腕章を昨春作り、西糸屋山荘の主人奥原宰(つかさ)さん(52)は「猿に向かって石を投げることで、上高地のイメージ悪化になるのが気掛かりだったが、その心配もなくなった」と話す。

 猿の群れは相変わらず現れており、奥原さんは「安心して観光を楽しめる上高地を守るためには、今後も対策を徹底していかなければ。今が正念場」と話している。



北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ

信州山小屋ネット


掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます
© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun