信州山小屋ネット~朝日に染まる白銀の山々(大町市の山岳博物館から)

西駒山荘 荷下げ
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西駒山荘
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霧ケ峰
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涸沢
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通った電力―守る雰囲気 上高地の明神、徳沢地区
2008/07/23 10:57
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 宿泊施設などが自家発電していた松本市上高地の明神、徳沢地区で今季、電力供給が始まった。山小屋経営者らは発電機の維持管理の手間が省け、発電による騒音もなくなったと喜ぶ一方、山の雰囲気を守るため従来の消灯時間を厳守するなど電化による“過剰サービス”には慎重だ。

 電力供給が始まったのは、民間の宿泊施設や市営ロッジ、公衆トイレなど計10施設。明神地区の梓川右岸で嘉門次小屋を営む上条輝夫さん(64)は「電力供給は長い間の願いだった」と感慨深げ。営業期間外の冬季にも山小屋の維持のため月一度は小屋を訪れる。そのたびに小屋から約20メートル離れた発電室まで大量の雪をかいて発電機を復旧させていた。今後はスイッチ一つで電気がつくようになるため、「今年は冬の仕事が楽になりそうだ」と笑顔。これまであった発電機2台のうち1台は撤去するという。

 電力供給で今後は常時電気が使えるようになるが、宿泊客に対しては「山小屋の雰囲気を味わい、1日の疲れを取ってもらうためにも消灯時刻はこれまで通り午後9時」ときっぱり。徳沢地区で徳沢園を経営する上条敏昭さん(59)も、「登山者の宿ならではの雰囲気を大事する」とし、宿泊者の部屋は従来通り午後9時半に消灯するという。



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