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西駒山荘 荷下げ
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西駒山荘
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霧ケ峰
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涸沢
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60歳以上が増加傾向 県内の山岳遭難、昨年38%
2008/02/13 09:53

 県内の山岳で中高年登山者の遭難が増えている。特に60歳以上が増加傾向で、県警地域課によると、昨年1年間の全遭難者179人のうち60歳以上は69人と38・5%を占め、ここ10年では2004年の42・4%に次ぐ高さだった。同課は「中高年は体力低下を認識し、ゆとりを持って行動することが大事だ」と呼びかけている。

 同課のまとめによると、遭難者全体に占める60歳以上の割合は、1998-01年は25%未満だったが、02年以降、30%以上が続いている。昨年の人数は98年(30人)の2・3倍に増えた。

 昨年1年間の遭難者のうち、40歳以上の中高年は77・7%の139人。年代別では、50代が49人で最も多く、60代が43人で続いた。70代以上も26人に達し、最高齢は82歳だった。

 昨年の遭難件数は前年比4・0%減の166件。遭難者は19・4%減の179人で、死者は48・1%減の28人、負傷者は4・9%減の97人だった。同課は「一昨年よりも天候が安定していたため、発生件数、死傷者数とも例年並みに戻った」とみている。

 遭難の内訳は「転滑落、転倒」が101件、106人で最も多く、全死亡者の67・9%、全負傷者の89・7%を占めた。このうち登山道などでの「転倒」は38件、38人で、中にはちょっとした転倒で骨折する事例もあったという。

 同課は「遭難の多くは下山中に起きており、登山者の高齢化による体力低下や疲労との関係が推測できる」としている。



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