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シカ食害「気づかず」54% 南ア登山者にNPOが調査
2007/10/17 09:57

 南アルプスの自然環境や保全について研究する伊那市長谷のNPO法人「南アルプス研究会」は16日、南アの高山植物で目立っているニホンジカなどの食害について、登山者を対象に今夏初めて実施したアンケートの結果をまとめた。仙丈ケ岳(3、033メートル)周辺の食害について「聞いたことはある」「よく聞く」と答えた人が合わせて62・7%。ニホンジカの駆除は、過半数が「ある程度は仕方がない」と答えた。

 アンケートは7月末から8月初めに、仙丈ケ岳山頂近くの仙丈小屋で実施。同研究会員が、小屋を利用した登山者に用紙を配り、335人が回答した。

 仙丈ケ岳周辺の食害について「聞いたことはある」が54・9%、「よく聞く」は7・8%。「内容を理解している」「内容をよく理解し、大いに関心がある」は合わせて8・3%だった。ただ、仙丈ケ岳へ向かう登山道沿いの食害に「全く気付かなかった」は54・3%。「少し気付いた」が29・3%、「気付いた」は13・4%で、「目立った」「非常に目立った」は合わせて3・0%にとどまった。

 ニホンジカの駆除については、55・5%の登山者が「ある程度は仕方がない」と回答。「できることなら避けたい」(25・4%)、「絶対反対だ」(2・4%)を大きく上回った。

 同研究会理事の太田和利さん(57)=長野市=は「シカの食害を聞いたことがあっても、実際に登山道を歩いて気付いたり、見たりした人は少ないことが分かった」と結果を分析。今後について「高山植物を守るには登山者からの協力も不可欠。食害について、登山者にも訴えていく必要がある」と指摘している。



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