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西駒山荘
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霧ケ峰
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涸沢
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夏山遭難、過去最多の92人 転滑落・転倒が7割
2007/09/04 10:04

 今年の夏山シーズン(7-8月)中に、県内の山岳で起きた遭難事故は91件92人で、統計を取り始めた1954(昭和29)年以降で最多だったことが3日、県警地域課のまとめで分かった。遭難者の79%は40歳代以上の中高年。専門家は余裕を持った登山計画づくりを求めている。

 件数は昨年同期に比べて38%増え、遭難者も23%増。死者は昨年と同じ12人だったが、けが人はほぼ2倍の59人だった。「転滑落・転倒」が全体の7割近くを占め、61件61人。昨年の30件30人の2倍を超えた。

 山域別では、北アルプスでの遭難が65件66人(前年同期は47件51人)と全体の約7割以上。特に、入山者が昨年より58%増の7万1000人となった槍穂高連峰で34件35人(同15件17人)を数えた。

 県警地域課によると、今年の県内全域の入山者数は36万3000人で昨年より6万9000人増。同課は、遭難が過去最多を記録した背景について「好天で入山者が増えた」と分析する。

 一方、県山岳遭難防止対策協会講師の丸山晴弘さん(66)=長野市吉田=は「中高年が自身の体力低下を認識していないことが遭難急増の背景」と指摘。団塊世代の大量退職時代に入り、今後も中高年の入山者が著しく減ることはない-とした上で、「中高年は日程を1泊増やすなど余裕を持った登山計画を立てる必要がある」と話している。



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