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西駒山荘 荷下げ
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西駒山荘
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霧ケ峰
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涸沢
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県内、夏山遭難相次ぐ 中高年の滑落多発
2007/08/15 09:23
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 夏山最盛期の県内の山岳地域で遭難が多発している。北アルプスでは7月1日から8月14日夕までに、昨年7、8月の2カ月の遭難件数を上回る48件が発生、5人が死亡した。中高年登山者が下山中にバランスを崩し滑落、重大事故につながる例が目立つという。救助関係者は「中高年は自身が考える以上に体力が落ちたり反応が鈍くなったりしている。登山経験があっても過信せず、慎重な山選びと行動を」と呼び掛けている。

 県警地域課によると、今年7月1日からの山岳遭難は8月14日午後5時現在、66件(昨年同期比20件増)で死者は9人(同2人増)。槍穂高連峰、後立山連峰を含む北アが約7割を占め、八ケ岳6件、南アルプス3件、中央アルプス2件、御岳山1件、その他6件と続く。

 北アでは特に槍穂高連峰で遭難が増加。同山域を担当する松本署によると、14日夕現在、件数が昨年同期比3倍の24件、死亡者は同4倍の4人に達した。滑落が15件で最多。うち11件は40代以上の中高年登山者の下山中に発生し、1人が死亡している。

 同署地域課は「疲労のため岩場でバランスを崩したり段差につまずいたりする事例が多い。険しい北アでは小さなミスが命取りになる。登頂だけでなく、下山まで含めた体力、技術が必要」と指摘。県警地域課は「晴天続きで登山道が乾燥しており、細かい砂利などでスリップしやすくなっている」とする。

 遭難の増加について、豪雨災害のあった昨シーズンに比べ入山者が増えているのが一因との見方も。8月初めの梅雨明け以降、比較的安定した天候が続いており、北ア・槍ケ岳山荘の穂苅康治社長は「例年以上とは言えないが、今年は梅雨が長かった分、8月に入ってから続々と登山者が訪れている」と話している。



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