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松本 穂苅さんしのぶ
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「山の手帖2018」
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松本 山岳フォーラム
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浅間山噴火「系統樹」
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松本 山岳フォーラム
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「自然守るルールを」訴え 燕山荘「コマクサ鑑賞会」
2007/08/09 09:45
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 北アルプス燕岳(標高2、763メートル)の山頂南側にある燕山荘が、宿泊客を対象にコマクサ鑑賞会を毎朝開いている。社長の赤沼健至さん(56)がコマクサの咲く場所へ案内し、ライチョウの見つけ方や燕岳の造山過程についても解説しながら、貴重な自然を守るための登山者のルールを説いている。

 山荘周辺のコマクサは花こう岩が風化した砂の上に咲く。写真を撮影しようと近くまで踏み込むと、足跡から雨水による侵食が進み、花が育たなくなるという。同山荘では登山道沿いに立ち入り禁止のロープを張り、毎年範囲も延長しているが、足を踏み入れる人は後を絶たない。赤沼さんは「ルールを知らない人も多い。(侵食過程などの)順序を追って説明できる人が伝えていく必要がある」と話す。

 5日の鑑賞会には6人が参加。山荘周辺で4株だけという白いコマクサなどを見て「きれい」「珍しい」と声を上げた。ただ、そのうちの1株は、大きな株を撮影をしようと立ち入った人の足跡とともに曲がっていた。

 「登山道を外れない。ごみは持ち帰る。一人一人がルールを守ることが大切」と赤沼さん。参加した中森遼君(10)=横浜市=は「自然のためにできることをしようと思った」と話した。

 コマクサはピークが過ぎたが、鑑賞会は20日前後まで続ける予定。問い合わせは同山荘(電話090・1420・0008)へ。


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