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西駒山荘
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「寒い」涸沢の8月 残雪に埋まるテント場
2007/08/04 15:00
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 今夏の北アルプス涸沢(標高約2300メートル)は、8月に入っても残雪が多い。テント場の半分以上は雪に埋まったままだ。すり鉢状のカール地形を横断する登山道では、山小屋関係者が除雪作業を続けている。

 「雪がすぐ近くにあるためか、やっぱり寒いですね」。梅雨明け翌日の2日、残雪脇にテントを張った京都市の会社員(28)は、ダウンジャケットを着て夕食の準備をしていた。

 野球場ほどの広さがあるテント場は、8月に入るころには雪がなくなることが多い。だが、今年は昨年に続いて雪が多く、深い場所では約3メートルになる。除雪機を使ってもなかなか地面は現れず、テントを張る場所は限られている。

 涸沢ヒュッテの山口孝社長(59)は「ここに来て35年になるが、8月に入ってもこんなに雪が残っているのは初めてじゃないかな。例年の2倍ぐらいはある」。

 今年は3月下旬から4月にかけて降雪が多かった。同時期に起きる雪崩が下まで流れず、テント場一帯にたまったという。梅雨の雨も少なめで雪解けが遅れている。

 涸沢へ向かう登山道にも雪は残っており、戸惑う登山者も。冷えた早朝はアイスバーンのようになり滑りやすく、注意が必要だ。

 一方、残雪が多い影響で、お花畑ではいつもの年より長く花を楽しめそうだ。同ヒュッテは「例年は8月上旬がピークだが、今年は雪が解けた場所から順次咲いており、8月末までお花畑は大丈夫」と話している。



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