信州山小屋ネット~朝日に染まる白銀の山々(大町市の山岳博物館から)

「山の手帖2018」
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松本 山岳フォーラム
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浅間山噴火「系統樹」
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松本 山岳フォーラム
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闘病仲間と決意新たに がん患者ら涸沢・奥穂高に挑戦
2007/07/26 15:00
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 がん闘病中の患者や元がん患者約20人が25日まで4日間、涸沢、奥穂高岳登山に挑戦した。仲間との交流や山の自然とのふれあいを通じて、苦痛や再発の不安を和らげようという試み。全員が無事下山した上高地では、充実感がいっぱいの様子で、病気と闘う強い気持ちをあらためて口にしていた。

 一行は、2002年に発足し、関東地方を中心に20-70代の60人ほどでつくる「フロント・ランナーズ・クライミング・クラブ」(FRCC)の会員たち。会員が2000年の富士山登山で知り合った縁で、米国の元乳がん患者らの登山団体からも5人の女性が加わった。

 20人ほどの医療、登山スタッフが同行し、初日の22日に上高地から徳沢へ、2日目に涸沢に。3日目は一行のうち20人が標高3、190メートルの奥穂高岳山頂を往復した。

 奥穂高岳に登った横浜市の50代女性は9年前に乳がん手術を受けたといい、「雪で滑らないように声を掛け合いながら登り、山頂では他の人とうれしくて抱き合った」と感激した面持ち。

 「自分と似た経験がある人との交流はとても大切。また会いたいと思う気持ちが、登山後の生活の励みになる」と、胃の手術経験がある主婦の根岸彰子さん(71)=埼玉県上尾市原市。ゴールの上高地では、後から着いた仲間を拍手で迎え、うれしさから涙を流す人もいた。

 登山の目的を、FRCC会長で今回の登山リーダー、東京女子医科大学准教授、橋本しをりさん(54)=東京都渋谷区=は「自分の決めた目標に向けて、一歩ずつ自分の足で登り、達成感を感じてほしかった」と説明。15年前に乳がん手術をした米国人高校教師、アイリス・ランキャスターさん(52)は「FRCCの人たちに、姉妹のような親しさととともに、精神的な強さを感じた。また機会があれば、ぜひ参加したい」と笑顔で話した。



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