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西駒山荘
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御岳山の火山活動を調査 登山道で有害ガス検出されず
2007/05/30 11:23
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 気象庁、県、木曽郡王滝村などは29日、御岳山の火山活動を確認する現地調査を行った。登山道で有毒の硫化水素などは検出されなかったが、4カ所確認した噴気孔のうち、剣ケ峰(3、067メートル)直下にある噴気孔から上部にかけて、雪の表面に砂が積もっているのを確認。噴気で広がった火山灰の可能性があり、気象庁は分析を続ける方針だ。

 砂は、剣ケ峰南西の斜面の噴気孔から、王滝頂上と剣ケ峰を結ぶ「八丁ダルミ」にかけて広がり、粒子が細かく雪の表面でぬれてセメント状。現地を見た同庁火山監視・情報センターの本多誠一郎調査官は「古い灰が噴き上げられたか、ごく小規模な噴火か、観測データなどと合わせて分析したい」と話した。

 木曽地区山岳遭難防止対策協会によると、4月上旬には黒っぽい層に雪が積もっていたといい、砂がいつ積もったかはっきりしない。噴気孔は、2カ所の温度を計測、2カ所を目視。「顕著な変化は見られなかった」(本多調査官)という。

 一方、県木曽地方事務所などは、王滝口からの登山道の七合目付近から剣ケ峰にかけて計9カ所で、空気中の硫化水素や二酸化硫黄の濃度を観測。検出されなかったり人体に有害な濃度は計測されなかった。同郡木曽町や木曽署などは、黒沢口から九合目までの登山道の状況を確認、異常はなかったという。

 気象庁は25日、御岳山の火山活動の評価を、「やや活発」から「静穏な状態」に引き下げた。29日の調査の詳細は、6月中旬に木曽町内で開く御岳山火山対策会議でそれぞれ報告し、今後の検討材料にする。



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