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西駒山荘
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涸沢
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山岳遭難、過去最多 06年は222人で中高年が8割
2007/02/08 10:02

 昨年の県内山岳での遭難者が、1954年に統計を取り始めて以来過去最多の222人(前年比16%増)に上ることが7日、県警地域課のまとめで分かった。死者は前年比86%増の54人。40代以上の中高年が遭難者の80%を占めている。春山(4―6月)と冬山(1―3、12月)の遭難が増加、同課は「吹雪や雪崩など、判断の難しい気象条件が影響した」とみている。

 同課によると、けがをした人も102人で、前年(101人)を上回って過去最多を更新。遭難件数も173件と、03年の179件に次ぐ多さだった。遭難者数はこれまで、北アルプス西穂高岳で起きた落雷事故で松本深志高生ら11人が死亡した67年の205人が最多だった。

 春山と冬山の遭難者は計86人と、前年比48%増。死者は24人で前年の3倍に上った。遭難者の80%は中高年、68%が男性。遭難者のうち首都圏4都県(埼玉、千葉、東京、神奈川)から訪れた人が45%を占めた。全体の64%が北アルプスで遭難した。

 原因別では、つまずきや踏み外しを含む「転・滑落」が86人で最多。次いで「疲労・凍死傷」45人、「病気」27人の順。「疲労・凍死傷」は前年の5倍に上った。

 単独や小人数での遭難も多く、単独者の遭難は47人、うち死者16人。2人パーティーの遭難は66人、死者9人だった。2月に八ケ岳連峰硫黄岳で起きた雪崩で3パーティーの5人が死傷したほか、5月には北アルプス針ノ木岳の雪崩で2パーティー5人が死傷するなど、複数のパーティーが同時に遭難するケースも目立った。

 同課は「なるべく複数で登山し、判断を誤らないことが大事。針ノ木岳の雪崩では雪に埋まった山スキーヤーが(電波を送受信する)ビーコンを持っていて助かった。装備の充実も必要だ」としている。



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