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登録有形文化財「釜ケ渕堰堤」 石積み破損で復元へ
2007/02/08 10:00
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 国の登録有形文化財に指定された松本市安曇の砂防ダム「釜ケ渕堰堤(えんてい)」が昨年7月の豪雨で破損していたことが分かり、管理する国土交通省松本砂防事務所は来年度、当時の工法を使って復元する。同堰堤は、上高地入り口付近の梓川に1944(昭和19)年に造られ、手作業による美しい石積みが特徴。堰堤上部の2カ所で石積みがはがれている。

 同堰堤は、高さ29メートル、長さ79メートルのコンクリート製。摩耗を防ぐため、表面を石積みで覆ってある。水が流れ落ちる中央部約24メートルのうち、2、3メートルずつ2カ所で石積みがはがれ、へこんだようになっている。

 上高地では昨年7月15日から5日間で計500ミリ以上の降雨を記録。直後の調査で破損が見つかった。

 内部のコンクリートに損傷はなく、堰堤が崩れる恐れはないが、同事務所は当時の文献などを調べ、現地の石を破損部分の形に加工して復元する。費用は調査費を含め数千万円を見込む。

 同堰堤は、国内の砂防ダムで初めて上流側に曲線を描く「アーチ式」で造られた。資材使用量が少ないメリットがあるとされるが工事は難航し、8年をかけて戦時中に完成。2002年8月に登録有形文化財に指定された。同事務所は「険しい地形で水量も多いので工事は難しい。文化庁とも相談し、補修方法を慎重に検討したい」としている。


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