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ライチョウ26年で半減 信大教授らが北アで調査
2006/12/03 09:47

 信大教育学部(長野市)の中村浩志教授(鳥類生態学)らのグループが2日、北アルプス北部(後立山連峰)に生息する特別天然記念物のライチョウの数が半減しているとの調査結果を、同学部で2日間の日程で始まった信州生態研究会の発表会で報告した。中村教授らは、以前は見られなかった高山帯へのニホンザルの生息域拡大を確認、ライチョウの減少に影響している可能性を指摘している。







 中村教授や佐久市中込小学校の中山厚志教諭らのグループは7―8月、1980年以来26年ぶりに後立山でライチョウの生息数を踏査した。その結果、ライチョウの個体やふん、羽毛などから認めたつがいの縄張りの数が、80年の98から、今回は52まで減少していた。







 原因について特定はしていないが、後立山一帯でニホンザルのふんが見つかっており、中山教諭は「ここ10年ほどの間にサルが高山帯に進出している」と指摘。テンやキツネの進出も所々で見られたと報告した。







 県環境審議会委員も務めている中村教授は、同審議会などで「銃で撃つ行為が、サルやシカ、クマなどを分散させ、かえって生息域を広げる結果となり、高山帯の生態系に深刻な影響を与えている」と指摘している。







 発表会は3日も午前9時半から開催。午後1時からは中村教授が「野生動物と人との共存の道をさぐる」を演題に講演する。入場無料。



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