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西駒山荘 荷下げ
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西駒山荘
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霧ケ峰
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涸沢
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山の観光施設にAEDを 霧ケ峰や車山高原に進む設置
2006/10/14 10:43
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 諏訪地方の山岳地帯にある観光施設などで、心肺停止状態の人を電気ショックで救命する自動体外式除細動器(AED)の設置が進んでいる。高原や山岳地帯は消防署から遠く、救急車の到着に時間がかかるため、施設スタッフが応急処置できる態勢を整備。霧ケ峰では今夏、観光客2人が心疾患などで亡くなり、AEDを必要とする声が強まっている。

 茅野市郊外の車山高原観光協会は7月、同協会事務所とスキー場パトロール本部、スカイパークホテルの3カ所にAEDを1台ずつ設置。車山高原へ救急車が到着するのにかかる時間が、茅野消防署北部分署(茅野市湖東)から平均15-19分で、ふもとの平均6-7分の3倍近くかかることから、配備を決めた。

 NPO法人霧ケ峰基金も10月初め、下諏訪町八島ケ原湿原で運営する御射山ビジターセンターに1台設置した。下諏訪消防署(下諏訪町清水町)から救急車が到着するのに約40分かかるという。

 AEDは、心肺蘇生(そせい)法との併用が有効で、これらの施設スタッフが各消防署の救急救命講習を受講した。八島ビジターセンターあざみ館(下諏訪町)や、八ケ岳の山小屋の赤岳鉱泉(茅野市)も配備を検討している。

 心肺停止の場合、救命措置が1分遅れるごとに救命率は10%程度下がると言われている。霧ケ峰基金の三井健一代表理事は「AEDで100パーセント救命できるわけではないが、現状でできる精いっぱいの備えは必要。安心して楽しめる観光地にしたい」と話している。



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