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「山の手帖2018」
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松本 山岳フォーラム
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浅間山噴火「系統樹」
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洗剤選びも環境重視 涸沢ヒュッテが生活排水に工夫
2006/08/25 14:53
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 山岳地帯で快適な空間を提供してくれる山小屋。下界と同様、生活排水が出るが、その処理は地下浸透が基本だ。多くの登山者が訪れる槍・穂高連峰などを抱える北アルプス南部では、排水が自然環境に与える負荷を少しでも減らそうと工夫し、客に協力を呼び掛ける山小屋もある。

 穂高連峰直下の涸沢カールにある涸沢ヒュッテ。生活排水は三層式のろ過装置を通している。今夏はさらに、洗濯や食器洗い、洗髪用の洗剤やせっけんを一新。汚れを落とすため油と水をなじませる「界面活性剤」が入っていないタイプで、分解されやすいという。

 これまでより値が張るうえ、水切れが悪いなど使い勝手は良くないようだ。しかし、「背に腹は代えられない。涸沢の自然を使わせてもらっているのだから、できる努力はしないと」と同ヒュッテの小林剛さん(43)。

 「(備え付けの)せっけん以外は使わないで」。槍ケ岳山荘や槍沢ロッヂの洗面所にはこんな張り紙がある。シャンプーや洗顔料は合成成分が多いものもあるため、持参しても使わないよう客に求めている。同ロッヂは活性炭を使ったろ過装置も備える。

 涸沢ヒュッテで4月から働き始め、洗剤の変更を提案した西本恵美子さん(27)は「各山小屋の小さな努力をお客さんにも知ってもらいたい」と話していた。



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