信州山小屋ネット~朝日に染まる白銀の山々(大町市の山岳博物館から)

西駒山荘
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霧ケ峰
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涸沢
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西駒山荘
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登山客7月は半減 県内の夏山に軒並み長雨の打撃
2006/08/12 10:04
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 梅雨明けの遅れなどの影響で、7月に県内山岳を訪れた登山者は約8万8000人と、前年の53%に落ち込んでいたことが、県警地域課のまとめで11日、分かった。山小屋などによると、梅雨明け後の客足は戻りつつあるというが、書き入れ時の宿泊・観光施設に与えた影響は大きそうだ。

 県内山岳には7-8月に例年40万人前後が訪れる。昨年は約16万5000人が7月に訪れた。県警によると、今年7月の登山者数は、北アルプスが52%減の3万3200人、中央アルプスが55%減の4500人、南アルプスが39%減の5500人、八ケ岳連峰が11%減の1万6500人、その他の山岳が52%減の2万8300人だった。

 宿泊施設や地元自治体などによると、豪雨や長雨で登山口へ向かう道路などが通行止めになったが、被害のない場所でもツアー客を中心にキャンセルが相次いだ。豪雨災害の後、信州全体に被災地のイメージが生まれてしまった影響だとみる関係者は多い。8月に入って客足は戻ってきたが、台風7号の接近で再びキャンセルが増えた施設もある。

 北ア白馬岳などで7つの山荘を運営する白馬館(北安曇郡白馬村)によると、白馬岳山頂直下の白馬山荘の7月の宿泊者数は例年の25%ほど。ほかの山荘も3割程度といい、塩島淑朗・企画宣伝部長は「ここ数十年なかった深刻な事態」と話す。穂高岳山荘も7月の来客は例年の3割ほど、西穂山荘でも6割ほどで、涸沢ヒュッテも半減したという。

 北安曇郡小谷村では土砂崩落で雨飾山に続く県道は7月下旬から通行止め。近くの小谷温泉の旅館経営者や村が迂回(うかい)路を設け、登山ができるようにしたが、まだ登山者は少ない。地元の旅館経営者(40)は「しっかり準備をして来てもらえば、例年になく静かな自然を満喫できる」と訴え、巻き返しを図っている。



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