信州山小屋ネット~朝日に染まる白銀の山々(大町市の山岳博物館から)

西駒山荘
西駒山荘


霧ケ峰
霧ケ峰

涸沢
涸沢

西駒山荘
西駒山荘

南ア「ペット持込禁止」 ライチョウ保護で大鹿に看板
2006/07/12 10:12
YAMA200607120030000165225026.jpg

 飯田下伊那地方の有志でつくる「南アルプスを語る会」(鎮西哲夫会長)は、絶滅が危ぶまれているライチョウ(国特別天然記念物)を登山客が持ち込むペットから守ろうと、注意を呼び掛ける看板を塩見岳(3、047メートル)や赤石岳(3、120メートル)に至る下伊那郡大鹿村の鳥倉登山口に設置した。

 ライチョウは体長約40センチで本州の高山帯だけにすみ、南アは世界で最も南の生息地になる。

 同会が看板を設けたきっかけは今年2月、飯田市内で開かれた南アの保全と活用を話し合ったシンポジウム。参加者からここ数年、犬などのペットを持ち込む登山客が増え、ライチョウやその巣を脅かしたり、高山帯にない病原菌を持ち込んだりする恐れがある―といった指摘があった。

 南アで登山道整備や縦走を続けている同会も同様の危機感を抱いていたことから、大鹿村に相談し、看板作りを計画。木製で縦約75センチ、横約1・2メートルの大きさに「ライチョウの生息環境を守るため ペット持ち込み禁止」などと記し、8日に設置した。近く、聖岳(3、013メートル)と結ぶ飯田市南信濃地区の登山口にも同様に立てる。

 南アの中でも南部は最も自然が残っているとされる山域だが、専門家からはライチョウ保護に向けた早急な対策が必要―との意見が出ている。

 同会事務局の羽場崎清人さん(68)は「登山客が『禁止』の看板を見ることで、ペット問題を含め、南アのライチョウ保護について考えるきっかけになれば」と話していた。



北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ

信州山小屋ネット


掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます
© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun