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涸沢
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北アの岳沢ヒュッテ 雪崩でほぼ全壊 今季の営業断念
2006/05/13 09:41
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 松本市安曇の上高地と北アルプス・前穂高岳を結ぶルートにある山小屋「岳沢(だけさわ)ヒュッテ」(標高2、170メートル)は12日までに、今年の営業を断念することを決めた。雪崩により小屋は大きな被害を受けており、今のところ復旧のめどは立っていない。屋根が約200メートルも離れたところで見つかったことから、専門家は「ホウ雪崩」と呼ばれる破壊力の強い表層雪崩が襲った可能性もあるとみている。

 岳沢ヒュッテの安井秋雄さん(63)=松本市安曇=が9日、現地を訪れて小屋の状況を調べた。例年なら、屋根の一部が雪から顔を出しているものの、今年は建物全体が見えない状況。約200メートル離れた場所に吹き飛ばされた屋根の一部や、マットといった備品が散乱していた。柱などの基礎部分も損傷した可能性が高く、全壊に近い状態とみられる。

 同ヒュッテは50年余の歴史があるものの、これほどひどい雪害を受けたのは初めてという。小屋の被害の状況から、アルプス雪崩研究所(北安曇郡白馬村)の若林隆三所長は、ホウ雪崩が襲った可能性が高いとみる。ホウ雪崩は大量の新雪が降った際に起こりやすく、橋を流すなどの破壊力があるという。

 同ヒュッテの今年の営業については、問い合わせが相次いでいる。松本市アルプス観光協会(同市安曇)は同協会ホームページで今年の休業を知らせている。

 4月に事故で急死した経営者の上条岳人さんの長女・明穂さん(41)は「楽しみにしていたお客さんにご迷惑をおかけします。来季以降のことは雪解けを待って決めるつもり」としている。



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