
県内のことしの山岳遭難件数と遭難者数が、統計のある1954(昭和29)年以降最多だった昨年を既に上回り、過去最多となったことが13日、県警地域課のまとめで分かった。12日現在、遭難件数は222件、遭難者数は246人で、死者49人。昨年1年間の件数を9件、人数を15人、死者数を10人上回っている。40代以上が遭難者の8割を占め、単独登山の遭難も目立つ。同課は年末からの本格的な冬山シーズンを前に注意を呼び掛けている。
同課によると、ことしは夏山シーズン(7、8月)の遭難件数が80件、遭難者が84人で、昨年(104件、110人)より減ったものの、9月の件数が37件、人数が39人と昨年(20件、21人)を大きく上回った。同課は「夏から9月にかけ天候が安定し、登山者が多かったことが影響した」とみている。
単独登山者の遭難が82件あり、昨年1年間の72件を上回ったことも、遭難件数が増えた要因の一つとなった。
遭難者の年齢は60代が75人、50代が55人、40代が39人、70代以上が32人で、40代以上の中高年が81・7%を占めた。死者以外の遭難者は、行方不明4人、負傷者134人、無事救出59人。原因は、転・滑落78件86人、転倒61件61人、道迷い25件31人、病気25件25人などだった。