
夏山の最盛期を迎えた北アルプス・涸沢(松本市安曇)のテント場がにぎわっている。10日朝も赤、黄、緑など色とりどりのテントが並ぶ中、多くの人たちが風を受けながら登山の準備をしていた。
涸沢ヒュッテによると、9日から10日にかけて111張、210人がテントに泊まった。天候不順が続いているため、例年よりやや少なめという。
10日午前5時すぎ、朝日が穂高連峰の上部を照らし始め、空にはきれいな朝焼けが見られた。登山者たちは朝日に見入ったり、穂高連峰を撮影したりしていた。
浜松学芸高校(浜松市)アウトドア部は1年生を中心に20人がテント泊。1年生の江川一就(かずなり)君(16)は「思った以上に寒い」。部員たちは北穂高岳山頂を目指して出発。江川君は「頂上に行って達成感を味わいたい」と口にした。
岡山県津山市の医師、松本三明さん(53)は、長男で小学2年生の憲明君(8)と一緒にテント泊。「一緒に北アルプスに来るのを楽しみにしていた」と話していた。
【写真説明】朝日を受ける北穂高岳の下、色とりどりのテントが並んだ涸沢カール=10日午前5時16分