信州山小屋ネット
信州50山、新緑楽しみながら 県山協50周年一斉登山
11年5月30日(月)掲載
11053001.jpg

 県山岳協会(宮本義彦会長)は29日、創立50周年記念で県内50の山に一斉に登る同日記念登山を行った。全県で雨となり、登山できたのは雨飾山(1963メートル)や独鈷山(1266メートル)など14山にとどまったが、計約130人が新緑を楽しみながら山道を進んだ。残る36山は6月に延期され、県山協は「必ず登り、記念事業を達成させたい」としている。日程はそれぞれの地元山岳会などが決める。

 伊那市と諏訪郡富士見町境の入笠山(1955メートル)には諏訪地方や長野市、東京都などの15人が集まった。車で標高約1800メートルの御所平峠に上がり、諏訪地方の山岳会「山幸グルッペ」の守屋真美さん(51)=茅野市宮川=ら6人が山頂を目指した。

 八ケ岳や南アルプスのパノラマは楽しめなかったが、守屋さんらは「樹間から見えた入笠牧場の緑がきれいだった。スズランやヤナギランも芽吹き始めていた」と夏山シーズンへの期待を高めていた。

 東筑摩郡生坂村の京ケ倉(990メートル)と大城(980メートル)には「山と自然に親しむ会」(松本市)などの計15人が登った。登山口から標高差400メートル以上を一気に登り、京ケ倉山頂から大城へ縦走。眠り峠までの約5キロも歩いた。

 参加者は「雨の日なりの楽しみ方がある」と、道中にある戦国時代の山城跡や、ツクバネウツギなど高山植物の眺めを楽しんでいた。リーダーの佐藤善則さん(65)=東筑摩郡山形村=は「暮らしに密接に関係しているのが里山の魅力。村の人が温かく迎えてくれた気持ちがありがたい」と話していた。

【写真説明】降りしきる雨の中、東筑摩郡生坂村の京ケ倉(990メートル)では15人が足元に気を付けながら頂上を目指した

 


戻る信毎フロント 戻る信州山小屋ネットフロント


掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます。
Copyright© 2012 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun