
本格的な観光シーズンの幕開けを祝う中央アルプスの開山式が26日、標高約2600メートルの千畳敷で開かれた。山岳や観光の関係者、登山客ら約140人が出席。東日本大震災で入り込みの減少も予想される中、山の安全とにぎわいを祈願した。
あいにくの吹雪のため、駒ケ岳神社前で予定していた神事や恒例のアルプホルン演奏は、ホテル千畳敷の屋内で実施。上伊那地方の愛好家団体「アルプホルン駒ケ根」の6人が柔らかな音色を奏でた。埼玉県秩父市の和田弘さん(67)は「悪天候で登山は中止したが、心が和む素晴らしい演奏」と笑顔だった。
中央アルプス観光(駒ケ根市)によると、震災の影響で、千畳敷に通じるロープウエーは今月の利用者数が25日現在、昨年同期比で3割ほど減った。一帯の積雪は同日時点で約4・2メートル。同社は「5月下旬ごろまで春スキーが楽しめる。多くの人に訪れてほしい」としている。
【写真説明】吹雪のため屋内でアルプホルンの演奏をした中央アルプス開山式