
八ケ岳の山小屋など33施設でつくる八ケ岳観光協会(事務局・茅野市)は、日本語、英語、中国語、ハングルの4カ国語のチラシを作り、海外から訪れる登山客にも安全や自然保護を呼び掛けることにした。海外ツアー客の中には無理のある日程で訪れる例も少なくないといい、9月中旬に周辺市町村の役所や観光案内所、山小屋、登山口などに置いて、注意を促す。
チラシはB4判。茅野市から5万円の補助を受けて2500枚印刷した。遭難救助では民間の救助隊やヘリコプターの協力が必要な場合があり、費用は遭難者の負担になる-と説明。午後は雷が発生しやすく、早めに出発して午後4時までには小屋に着くようにすること、登山届を提出すること、高山植物は採らないことなど、日本での登山に必要な知識を説明している。
協会が発行する観光パンフレットに折り込んで配るほか、協会のホームページにも同じ文面を掲載。必要な装備や山小屋の利用法などを紹介するチラシも検討している。
協会によると、登山ブームの韓国では旅行雑誌で八ケ岳の山小屋が紹介されており、旅行者が増加中。小平岳男・宣伝対策委員長(39)は「日本の登山マナーや知識を理解して、八ケ岳を楽しんでほしい」と話している。
【写真説明】八ケ岳観光協会の作ったチラシ(右)。観光パンフレット(左)に折り込んで配る