北アルプス・涸沢で21日、「涸沢音楽祭」が2日間の日程で始まった。穂高連峰を背に、松本地域を中心に集まったアマチュア管楽器奏者21人が演奏。夏山シーズンの終盤を彩る恒例行事に、多くの登山者が足を止めた。
涸沢ヒュッテの特設ステージで開幕。涸沢カールに金管楽器のファンファーレを響かせた後、「岳人の歌」などを合奏した。クラリネットやフルート、金管楽器のアンサンブルがそれぞれ演奏する「テラスコンサート」では「川の流れのように」「ビートルズメドレー」といったなじみ深い曲を披露した。
登山愛好者や山小屋関係者でつくる実行委員会が主催し、今年で15年目。ソロ演奏したトランペットの市村武さん(32)=松本市=は「お客さんとの距離が近いのがこの音楽祭のいいところ。『ブラボー』の声をもらい、頑張ってよかったと思う」。音楽祭に通って4年目という中野市の会社員小田切光広さん(47)は「カールに響く管楽器の音色を聞くと、気持ちが高ぶってきますね」と話していた。
【写真説明】軽快な演奏を穂高連峰や涸沢カールに響かせた「涸沢音楽祭」=21日