
国内外で活躍する山岳写真家の白籏史朗さん(77)=東京=が今秋、北アルプス涸沢カールの四季折々の景色を集めた写真集を出版する。今夏も涸沢を訪れ、60年来の友人で涸沢ヒュッテ会長の小林銀一さん(79)と旧交を温めた。「私が喜寿で、小林さんは80歳になる。節目の年に写真集を出版できる」と喜んだ。
18歳で山岳写真を撮り始めた白籏さんは、南アルプスなどを拠点に活動を始め、世界中の山々を巡って作品を発表してきた。写真集には約10年かけて撮りためた涸沢の写真100枚ほどを掲載、「山と渓谷社」が発行する予定だ。「同じ季節でも毎年移り変わるカールの表情を残したいと思っていた」と白籏さん。
青年のころに出会ったという2人は、涸沢ヒュッテでワインのグラスを傾けながら、思い出話に花を咲かせた。小林さんは「2人で山を眺めて酒を飲む時間は最高。長年、涸沢を見てきて気持ちが通じ合う白籏さんと、今後も互いの人生を振り返りたい」と話していた。
【写真説明】旧交を温める白籏さん(右)と小林さん