信州山小屋ネット
八ケ岳、昨年の遭難過去最多 今年はさらに増加ペース
10年7月 8日(木)掲載

 茅野署が管内の八ケ岳で起きた山岳遭難の統計をまとめ、昨年は22件と過去10年で件数が最も多かったことが分かった。今年の遭難も6月末までの半年で12件と既に昨年同期を4件上回っており、同署は本格的な登山シーズンを前に注意を呼び掛けている。

 同署によると、昨年は夏の長雨や年末年始の連休日数が少なかったことが影響し、管内の八ケ岳への年間登山者数は前年に比べ約6200人少ない5万9900人だった。だが、遭難は2件多かった。遭難者は23人で、すべて県外からの登山者。特に東京、埼玉など関東地方からが多く、年代的には50代の男性が多かった。原因は転落、滑落が半数を占め、道に迷った人や、疲労や凍傷で救助を求めた人もおり、準備不足に起因する例も目立った。

 死者は前年より1人増え3人。2人が雪で滑り、1人が氷壁登りの最中に命綱がほどけて滑落した。

 今年起きた12件の遭難で死者・行方不明者は出ていないが、救助された人は7人多い15人。八ケ岳の佐久署管内側では1人が滑落で死亡している。

 昨年の遭難者は男性が女性の3倍近く、今年はすべて男性。同署の宮崎茂男地域課長は「男性登山者はもっと慎重になってほしい。体力や体調の管理のほか、ルートの確認など基本も怠らないでほしい」と話す。今夏は注意喚起の看板設置や山岳パトロールなどを計画している。

 


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