
信大山岳会のOBでつくる信大学士山岳会は29日、松本市内で総会を開き、9~11月に実施したネパール・ヒマラヤ遠征の隊員がネムジュン(7139メートル)北西壁の初登攀(とうはん)などについて話した。
ネムジュンのほかヒムルンヒマール(7126メートル)も登頂したメーンの第1チーム隊員の花谷泰広さんと大木信介さんは、ベースキャンプを出た後、サポートチームの支援を受けず一気に山頂を目指すアルパインスタイルでネムジュン北西壁を登頂したことを報告。40~60度の角度がある氷雪壁を登り切るのに約14時間かかった-と話し、「登り切った時は日が暮れ、テントが設営できなければ危なかった」と振り返った。
アンナプルナ山群の1周トレッキングをした第3チームは、信大が海外遠征をする礎を築き2007年に64歳で亡くなった小川勝さんの散骨をした-と報告した。
同会はヒマラヤ遠征の各チームからの報告や学術調査結果をまとめた報告書を来年12月をめどに発刊する。本年度内に、あらためて一般向けに報告会を開くことも計画している。
【写真説明】ヒマラヤ遠征の報告があった信大学士山岳会の総会