大町市、富山市、岐阜県高山市の市長らによる「山岳観光・市長サミット」が28日、3市が接する北アルプス三俣蓮華岳(2841メートル)の三俣山荘で始まった。行政トップが実際に山に登り、山岳観光のあり方を考えようと富山市の提案で開催。初日は3市代表の鼎談(ていだん)を行い、3市の連携強化などを盛った「サミット宣言」を発表した。
大町市の牛越徹、富山市の森雅志の両市長と、高山市の荒井信一副市長が出席。同宣言は「山岳観光の推進を図るとともに、安全な登山のための環境整備に努める」としたほか、自然環境を保全し次世代に引き継ぐと強調した。
鼎談で森市長は「サミットをきっかけに3市が連携し登山者に喜んでもらえる取り組みを考えたい」とあいさつ。牛越市長は「女性グループが増えるなど新しい登山者の傾向がみえる。登山道整備などで受け入れ態勢の充実が必要」と語った。
三俣山荘を経営する伊藤正一さん=安曇野市=ら山小屋関係者も加わり、登山道の安全確保策などについても意見交換した。
29日は三俣蓮華岳への記念登山を行う。