北アルプス山小屋友交会などは6月10日、松本市内でシンポジウム「山小屋の長老が語る北アルプス昔物語と未来への提言」を開く。山岳観光のあり方を考えようと企画。北ア登山の隆盛を支えてきた3人が、厳しい条件下で小屋を維持する苦労を紹介するとともに、北アの魅力を伝える。
槍ケ岳山荘会長などを務める穂苅貞雄さん(85)、燕山荘相談役の赤沼淳夫さん(84)、涸沢ヒュッテ会長の小林銀一さん(76)が語る。水の確保や雪崩対策、し尿処理、登山道整備をはじめ、それぞれの小屋で力を入れてきた事柄や、登山者に語り継いでおきたいことを話す。
同友交会と、山岳情報提供などの活動をしているNPO法人「北アルプスブロードバンドネットワーク」がつくる実行委員会が主催。山小屋若手経営者による昨年のトークショーに続く開催だ。
3部構成で、3人が語るのは第2部。第1部は同ネットワークが設け、本年度は「上高地パークボランティアの会」に贈られる「北アルプス山岳功労賞」の授賞式。第3部は1923(大正12)年-24年に撮影された山岳映画「雪の薬師、槍越え」を上映する。
シンポジウムは松本市水汲の県松本文化会館で午後1時から。無料。申し込み、問い合わせは同ネットワーク事務局(電話0263・28・4030=平日午前10時-午後5時、ファクス0263・28・4012)へ。