青木村は村特産のソバ「タチアカネ」を内外に知ってもらおうと、村職員がタチアカネをPRするフリース地の上着で業務に当たっている。村ぐるみでタチアカネをアピールする機運を盛り上げよう―と初めて企画した。
上着は紺色と灰色の2色があり、村が職員ら約120人に貸与した。腕には「うまいっ蕎麦(そば)!!信州・青木村タチアカネ」の刺しゅう、胸元には村のマスコットキャラクター「アオキノコ」がそばを食べている姿のワッペンをあしらった。
赤い果皮を付けるタチアカネは倒れにくい特長があり、県内で青木村だけが産地化している。2012年から本格栽培を始め、知名度の向上や収穫量の確保に向けた取り組みを強化している。
村は併せて、職員やそば愛好者でつくる「タチアカネ蕎麦(そば)打ち倶楽部(くらぶ)」のメンバーらがそばを打つ際に使う前掛け70着も作製。村の担当者は「上着や前掛けでタチアカネの存在を村内外に浸透させたい」としている。
写真説明:フリースを着用して来庁者に対応する青木村職員