......................

青木「タチアカネ」PR上着
青木「タチアカネ」PR上着

伊那 ガレット用ソバ
伊那 ガレット用ソバ

塩尻 新そば祭り
塩尻 新そば祭り

松本 そば店開店へ
松本 そば店開店へ

佐久穂「信州ひすいそば」
佐久穂「信州ひすいそば」

ソバ不作「困った」 県内そば店の営業に影響
2009/10/24 10:15
「いわゆる針金ソバだよ」。例年より枝分かれが少ないというソバを見る竹折さん=21日、大町市

 新そばの季節を迎えた県内で、ソバが不作だ。7月下旬の種まきの時期に雨が続いた影響が大きいといい、収穫量が例年より4割減と見込まれる産地も。全国的にも不作で、ソバの実の仕入れ価格は例年の1・5倍ほどに上がっている。値上げするか、外国産のそば粉を使うか-。そば店は悩み、ソバの実が確保できずに閉店したままの店もある。

 約20戸の農家がソバを栽培する大町市美麻の新行地区。竹折敬喜さん(69)は「水田から転作した畑を中心に作柄が悪い。地区全体で3~4割の減収だろう」と話す。

 7月下旬の長雨で、転作した畑では種の芽が出ず、出ても枯れてしまったところもあるという。種をまき直しても日照不足などが響き、「茎があまり枝分かれしていない、いわゆる『針金ソバ』で実の量が少ない」と嘆く。

 ほかのそばどころも同様だ。長野市戸隠にあるながの農協裾花営農センターの担当者は「9月上旬にひょう害に遭った畑もあり、全体で2~3割の減収だろう」。木曽郡木曽町開田高原では「種まきの時期によって作柄にばらつきはあるが、長雨と重なった畑は減収傾向」(木曽町開田支所)という。

 県内の7月の月降水量は、松本が平年比141%の186・5ミリ、諏訪が同127%の252・0ミリ、長野が同120%の164・5ミリなど。産地によっては、まいた種が流されたり、育っても根腐れを起こすなどした。

 国産ソバの4~5割を占める最大産地の北海道も不作で、ホクレン農業協同組合連合会(札幌市)によると、北海道全体の収穫量は例年の約半分。全国蕎麦(そば)製粉協同組合(東京)によると、茨城や福島なども軒並み不作で「過去に台風などで局地的な不作はあったが、これほど広い範囲で不作となるのは何十年に一度」とする。

 市場では国産のソバの実が高騰。同組合によると、例年なら1袋45キロで1万3千円前後の仕入れ価格が、今年は2万円前後となっている。

 製粉業者によるソバの実の獲得競争も激しい。全国約450のそば店にそば粉を販売している諏訪市の製粉業者は「これまでに確保できたのは例年の3分の2ほど」。仕入れ価格の上昇に伴い、12月からはそば粉の販売価格を上げる方針だ。長野市の製粉業者も「今の価格を維持するには、外国産をブレンドするしかない」とする。

 国産そば粉にこだわる長野市のそば店は「値上げをするか、量を減らすか…。周りの店の状況をみながら考えたい」。木曽町開田高原でつなぎを使わない「十割そば」を出す店は、契約農家の畑が不作でソバの実が手に入らず、2週間前から店を閉めている。店主は「11月までに入荷する見通しは立ったが、泣くに泣けない」と声を落とした。


北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ

信州そば漫遊