......................

山ノ内「サバタケ雪まくらそば」
山ノ内「サバタケ雪まくらそば」

高遠そば振興20周年記念誌
高遠そば振興20周年記念誌

青木「タチアカネ」PR上着
青木「タチアカネ」PR上着

伊那 ガレット用ソバ
伊那 ガレット用ソバ

塩尻 新そば祭り
塩尻 新そば祭り

ダッタンソバのギャバ(GABA)量アップ、信大教授が方法開発
2009/01/04 10:26
ギャバの含有量を増やすため、小袋に入れたダッタンソバの実を冷却する井上信大農学部教授

 信大農学部(上伊那郡南箕輪村)の井上直人教授(植物栄養学)が、ダッタンソバの実に含まれるアミノ酸の一種「ギャバ(GABA)」の量を、実の品質を保ちながら高める方法を開発、特許を申請した。井上教授によると、ギャバには血流改善やコレステロール抑制などの効果がある。ダッタンソバは毛細血管を強くする効果があるルチンも一般のソバの約100倍含むといい、健康面の付加価値を高めることで生産や消費の拡大につなげたいと期待している。

 ダッタンソバは標高が高い地域で育つ。信州の風土に適しているとされ、栽培も比較的手軽。同学部や伊那市、地元企業が中山間地の遊休農地解消を目指して特産化を進めており、井上教授の研究もその一環だ。

 同教授によると、ダッタンソバには100グラム当たり5-10ミリグラムほどのギャバが含まれ、同3ミリグラムの一般のソバより多い。殻を除いた実を水に浸し、20グラム当たり15ミリリットルを吸収させ、ポリエチレン製の小袋に詰め酸素を取り除いて密閉。その小袋を温度4度に保った水に30日間漬ける実験で、ギャバの量は50ミリグラムほどに高まる-との結果が得られた。

 ギャバ含有量を温度20-30度で高める方法は一般的に知られているというが、微生物の発生などで品質が悪化してしまうのが課題だった。また、茅野商工会議所(茅野市)との合同研究で、厳寒期に実を清流に浸し、屋外で寒風にさらして凍結・乾燥させる「寒ざらしそば」の製法では、乾燥させる際にギャバの量が落ちることが分かっている。

 ダッタンソバはネパールや中国などの標高2000メートル以上の山岳地帯で栽培され、実を粉にして食用にしている。雑草が生えるのを抑え、多ければ一般のソバの約2倍の収量が見込めるという。

 ただ、実は苦味があり、日本では茶としての利用が中心。県農業技術課によると、県内の作付面積は2007年で約10ヘクタール、生産量は推計約6トンにとどまっている。このため同学部と協力する地元企業が加工食品への活用を含め、商品化を進めている。

 井上教授は「生産や消費を増やすため健康効果をPRし、農家も巻き込んだ生産態勢をさらに充実させたい」と話している。






北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ

信州そば漫遊