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そば店に新鮮な喜び 長野の男性が会社役員退任し挑戦
2006/12/26 10:25
自宅を改装して開いたそば店の調理場に立つ田村孝さん

 長野市中越の田村孝さん(59)は、市内の自動車販売会社の役員を退任し、自宅を改装してそば店を始めてから約9カ月が過ぎた。周囲の反対を押し切っての開業だったが「大勢のお客さんとの出会いが励み。早起きも苦にならない」と、忙しい第二の人生に充実した表情を見せている。

 JR北長野駅に近い店の調理場でそばを打ち始めるのは、まだ夜も明けきらない午前5時。「長年趣味で打ってきたが、商売のため毎日となると、大変と思うこともある」。地粉100%にこだわったそばの仕込みにかかると、額に汗が光る。

 作る量はその日の天候などを考慮して決める。「初めは作り過ぎたり、逆に足りなくなったり。ようやく適量を見極められるようになった」。営業は午前11時から午後2時半まで。予約を受けた日は夜も開ける。「それでも準備を含めれば1日があっという間」と苦笑い。妻の助けがなければ商売が成り立たないことも実感した。

 30年以上勤めた会社を辞めたのは昨年5月。90代の父を介護しなければならない事情と、大好きなそば打ちで「いつかは生計を立ててみたい」という夢もあり、60歳を前に決断した。

 退社から約1年、県内のそば店3店舗で修業を重ねた。そばのゆで方、つゆの味、配膳(はいぜん)など学ぶことは数多い。「お客さんとの会話の中から、教わることがまだたくさんある」

 自動車を売る楽しさ、難しさを味わったサラリーマン時代と違い、この9カ月は「自分で作ったものを自分で売る」ことに新鮮な喜びを感じた。近所の人やかつての同僚…。常連客も少しずつ増えてきた。「料理人として『おいしかった』と言ってもらえることほど気持ちの良いことはない」

 1947年生まれの、いわゆる「団塊の世代」。同世代の大量退職問題が注目を集める。自らの意思で一足早く新たな一歩を踏み出した田村さんは「年金暮らしになってはつまらない。70歳くらいまでは現役で頑張りたい」と目を輝かせている。


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