
そばで地域おこしに取り組んでいる松本市奈川の地区公民館が、そば打ちの後継者を育成しようと全5回の連続講座を開いている。地区内でそばを打つ人の大半は70代以上と高齢化。できるだけ若い世代に技術を伝承する狙いだ。
23日には奈川文化センター夢の森の調理室で1回目の講習会があり、20~60代の男女13人が参加した。長くそばを打ってきた地区内の女性が「猫の手のような手つきで(そば粉を)こねるんだよ」と指導。粉をこねるところから始めて、延ばし方、切り方などを丁寧に教えた。
奈川地区ではこれまで、町会などの単位で年1回ほどのペースでそば打ち講習会を開いてきた。ただ、年1度の講習では技術の習得は難しい。そこで、2週間に1回ペースの連続講座にした。きめ細かな指導ができるよう、少人数の受講者に講師が3人付く運営にした。
受講者の奥原ちなみさん(54)は「奈川の特産品といえばそば。そば打ちを次の世代につないでいければと思って参加した」。志水靖彦主事は「回数をこなすことで、そば打ちを体で覚えてほしい」と期待している。
【写真説明】後継者を育成しようと開かれたそば打ち講座の参加者ら