
暖冬の影響で県内のスキー場で雪解けが進み、今季の営業を打ち切ったり、休止したりするところが出てきた。「異例の事態」と関係者は口をそろえ、空模様を恨めしそうに眺めている。
自然雪が頼みの大町市の大町スキー場は22日、営業を一時休止した。2月中旬に降雪はあったが湿っており、ほかの雪を溶かしてしまった。昨年の今ごろは1メートル以上だっただけに、担当者は「自然相手だから仕方ないが、本当に参った」。23日の天気を見て、今季の営業を終えるかどうか判断する。
昨年は3月中旬まで営業できたスキー場(中野市)は、17日で今季の営業を打ち切った。2002年のオープン以来、2月中の営業終了は初めてだ。
20日でナイター営業を終えたのは、さかえ倶楽部スキー場(下水内郡栄村)。雪不足でゲレンデの所々にやぶが見え、夜間の滑走は危険と判断した。「こんなに少ないことはこれまでなかった」と驚く。
長野市街地に最も近い同市の飯綱高原スキー場は16日から営業を一時休止中だ。ゲレンデは芝生が目立っており、「春の様相」(市観光課)。このまま終了となれば今季の営業日数は46日で、記録が残る1965年以来最少になる。3月上旬まで見極めるが、「大雪警報が出るくらいの降雪がなければ再開は難しい」としている。
【写真説明】営業休止中の長野市飯綱高原スキー場。再開見込みは立っていない