信州日帰り温泉紀行

ひまわりの湯かぐらの湯倉下の湯
上諏訪温泉の歴史、市民の生活と密着 学芸員と町歩き
2017/05/30 11:15

 諏訪市博物館は27日、同市の上諏訪地区で町歩き企画「上諏訪温泉ゆかりの史跡を歩こう」を開いた。市内外の男女7人が参加し、小路や湖畔の旅館街を巡った。競走馬を洗った温泉施設跡や石碑だけが残る源湯など15カ所を見学し、学芸員の中島透さんが解説した。

 小和田南の中門川近くでは、昭和30年代まであった「上諏訪温泉競馬」(清水町)の競走馬を洗う温泉施設の跡を見学。現在は駐車場で、中島さんは「コンクリート製で、スロープ付きの浴槽が三つほど並んでいた」と話した。共同浴場「田宿温泉」(小和田)では、江戸時代には洗濯物や野菜の洗い場「土湯」だったと紹介した。

 江戸時代に上諏訪温泉と呼ばれたのは、精進湯、虫湯(ともに閉鎖)と、現在は平温泉の「小和田の湯」(小和田)、現在は平湯の「脇の湯」(湯の脇)の4カ所だったことも説明した。JR上諏訪駅近くにできた上諏訪温泉の旅館は、列車を降りてすぐ温泉に入れることで人気が出たと話した。

 下諏訪町の降旗香代子さん(43)は「小路に一歩入ると、江戸時代の名残がある温泉と密着した市民の生活文化があり、魅力的だった」と話していた。

写真説明:田宿温泉の敷地に残る菜っ葉や洗濯物を洗った「土湯」

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