信州日帰り温泉紀行

ひまわりの湯かぐらの湯倉下の湯
名湯「精進湯」歴史に幕 諏訪市営温泉の営業終了
2017/04/01 11:34

 諏訪市のJR上諏訪駅近くにある市営温泉「精進湯」が31日、閉鎖された。市が1978(昭和53)年に地元の組合から引き継いで開業したが、利用者の減少や施設の老朽化などを受けて営業終了を決めた。市は「さよなら精進湯」と題したセレモニーを開き、出入り口ののれんを下ろした。

 市によると、精進湯は江戸時代から名湯として知られ、近くの手長神社の参拝者が身を清めたことが名前の由来とされる。ピークの83年度は延べ約3万1600人が利用したが、近年は同6千人余に落ち込んでいた。建物の耐震性不足や設備の老朽化の問題もあった。地域住民への感謝を込め、25日から無料開放していた。

 セレモニーには市や地元の関係者ら約30人が出席。金子ゆかり市長は「のれんは下ろしても、歴史ある精進湯の名前が後世に残る工夫をしたい」とあいさつ。市に温泉を引き継いだ旧組合役員の武居宏治さん(79)は「長い歴史を背負ってきた温泉が閉じるのは残念だが、本日まで維持してきた市の皆さんに感謝したい」と述べた。

 同ビルの一部は高校生らの居場所「←(あげ)すわ」として提供しており、市は2017年度末まで利用を認めている。18年度以降に建物を解体する方針だ。

写真説明:31日で営業が終わり、のれんが下ろされる精進湯

北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ


信州日帰り温泉紀行