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温泉楽しんで認知症も予防 鹿教湯病院「ものわすれドック」
2017/02/01 11:11

 県厚生連鹿教湯三才山(みさやま)リハビリテーションセンター鹿教湯病院(上田市)は、認知症に特化した健康診断「ものわすれドック」に取り組んでいる。リハビリに重点を置く病院の特長を生かし、理学療法士らによる約1時間の運動指導もセットにした。上田市と環境省、日本理学療法士協会が昨年5月に結んだ「温泉を活(い)かした健康づくりに関する協定」に基づく認知症予防事業の一環。

 ドックを受ける対象者は、適度な運動ができる50歳以上80歳未満。すでに認知症あるいは疑いがあると診断された場合などは受診できない。毎月第2水曜日に定員3人で実施しており、昨年10月の開始から5人が受診した。

 ドックでは、頭部の磁気共鳴画像装置(MRI)検査などで、記憶をつかさどる部位とされる海馬付近の萎縮の程度を調べる。ほかに、認知機能に影響を及ぼす高血圧や糖尿病などの生活習慣病の検査、個別の運動指導や栄養指導がある。受診特典として、昼食は同病院の管理栄養士が監修した地元食材を使った弁当を味わえるほか、ドック終了後に温泉に入ってほしい―と温泉の入浴券なども付く。

 受診者が、鹿教湯温泉旅館組合に加盟する宿泊施設に泊まると、翌日に地元の健康運動指導士・井出翔太さん(28)の指導を受けポールを使って温泉街を歩く体験ができる。温泉プールを備えた健康増進施設「クアハウスかけゆ」のトレーナーによる体操指導も無料で受けられる。

 鹿教湯病院の理学療法科技師長・丸山陽一さん(52)は体を動かして血流を良くした状態で脳を使うことで、脳機能の活性化につながると説明。「定年退職などの節目に(栄養指導もあるため)夫婦での受診を勧めたい。温泉を楽しみながら気軽に受診してほしい」と話している。

 ものわすれドックは1人7万200円。問い合わせは鹿教湯病院健康管理科(電話0268・44・2155)へ。

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