象山生誕200年で記念事業 長野で9月シンポ皮切りに
長野市松代町出身で、来年生誕200年を迎える幕末の思想家、佐久間象山(1811~1864年)の功績を顕彰しようと、地元住民らでつくる実行委員会が記念事業を計画している。第1弾として9月26日にシンポジウムを開催。「郷土の偉人の活躍を次世代に伝えたい」と参加を呼び掛けている。
シンポジウムは午後1時半から信州松代ロイヤルホテルで開き、信濃毎日新聞の中馬清福主筆が「佐久間象山の先見性と日本外交」と題して基調講演。続いて、象山の研究者で信大全学教育機構の坂本保富教授、紳士服大手AOKIホールディングスの青木拡憲会長(長野市出身)ら5人が、象山の人物像などについてパネルディスカッションをする。地元の商工、教育、自治会関係者らでつくる実行委は同日、生誕200年記念の銅像を象山神社に設置、現地で除幕式を開く。
記念事業のメーンイベントは来年5月21、22日に同神社で開く記念大祭。記念講演や式典のほか、境内に舞台を設営し、住民らが太鼓や雅楽などの芸能を奉納する。
松代藩士の長男として生まれた象山は、蘭学や砲術など文武に通じ、門下生には勝海舟や坂本竜馬、吉田松陰らがいた。幕末の混乱期、開国論を説いたが尊王攘夷(じょうい)派の凶刃に倒れた。
実行委の安藤喜久雄会長(78)は「象山先生に学んだ多くの人たちが今の日本の礎をつくった。先生の先見性や功績を、記念事業を通じて県内外の人に広く知ってほしい」と話している。
シンポジウムの聴講希望者は住所、氏名、年齢を明記し、はがき(〒381-1231長野市松代町松代1361)か、ファクス(026・278・2554)で、長野商工会議所松代支所内の実行委「象山シンポジウム」係へ。先着650人。無料。
【写真説明】来年5月に佐久間象山生誕200年記念大祭が開かれる象山神社
▼信州松代ロイヤルホテルの地図 |
(10年8月25日掲載)